司馬遼太郎ー坂の上の雲ー

全8巻遂に読破しました。感想はいろいろいろいろあるんだけど、とりあえず今日はその中からなるほどなーと思った一点について。

組織のトップに必要なのは「人望と運」。頭の良し悪しはそれほど関係ない。何があってもじたばたせずにいられること。そのことによる周りへ与える安心感が一番必要なこと。そしてとても有望な参謀を持つこと。「この人は」という参謀をみつけたら、采配はすべて参謀に委ね、「成功は参謀の功績に、失敗は自分の責任に」。これがトップというもの。

こーんな人、現実にはなかなかいないよね〜って思うけど、妙に「納得」の考えであることは確か。組織って何でも一緒なのね。ラボだって同じ。家族だって同じ。社会の仕組みすべてに通じる。

ちなみに私の場合、「何があってもじたばたしない」っていう点でもう全然だめ。すべてに対して一喜一憂。この性格とても変わりそうにない。だってもう3x年もこの性格でやってきたからね。でももう少し、ほんとにちょっとでいいので、どっしりと多少のことでは動じずに済む経験値というものを高めたいものです。