東野圭吾ー秘密ー

修士課程の男の子に、”超面白いから読んでくださーい!”ってニ册の本を借りました。
東野圭吾著「秘密」と「時生」。「秘密」の方は数年前に映画化もされたそうで、ぜーんぜん知らなかったナ・・・
早速「秘密」の方から読みはじめた。するするする〜と読めてしまいすぎ、しかも設定がとっても現実離れ。
ついこの間まで、日露戦争の超現実を読んでいた私にとっては、軽すぎかも。。って思ったのでした。
ラボで貸してくれた後輩に、”読みました〜?どうでした〜?”と何度となく聞かれ、”するすると読めちゃう感じだね〜!”なんて答えたら勘の良い彼は、”あれえ、いまいちでした?そっかー・・・”なんてちょっとがっかりした反応。まったく私ってばもう少し気の効いた対応をすればいいのに、ってちょっと反省しました。
ところが!!
今日の午前中に本のラスト1/3を読んだんですが・・・。いいじゃない!ぐぐ=っと迫るものあり。かなりのめり込んでしまった。午前中は病院に行く用事があったので、その待合室で読んでいたんですが、何度となく目頭を熱くしてハンカチでぬぐう始末。周りの人はびっくりしただろうなー。病院の待合室で涙流すのはやっぱ良くないよなー。でもやめられなかったんだよー。
そう。それで、晴れて今日彼に、”とっても良かったよ〜”って心から伝えることができました。今度は彼も、”そうっすかー。最後の方いいですよね〜!”って嬉しそうに答えてくれました。私の表情は超わかりやすいらしい。
今日から、「時生」の方を読もーっと。