マッツァボール チキンスープ

マッツァボールチキンスープは、ユダヤ人料理の代表。パスオーバーと言われる時期(4月初旬)に食べられる料理です。毎年ラボのテクニシャンの人が、おすそ分けにもってきてくれるこのスープ、私の大のお気に入り。マッツァボール、絶対、日本人の口に合うと思う。

なんで、この料理がパスオーバーの時期に食べられるのか?パスオーバーというのは、ユダヤ人が長い間奴隷とされていたエジプトから開放されたことを祝うお祝い(旧約聖書出エジプト記)なのだそうです。
ユダヤ人は、エジプトから脱出する際に、パンを発酵させる時間がなく、硬く含まらないクラッカーみたいなものを焼いて脱出したのだとか。その歴史的事実にそって、パスオーバーの時期は、ユダヤ人は、小麦を発酵させて作ったもの(主にパン)は食べません。マッツァというのは、発酵させずに作ったクラッカーのようなもの。これを砕いて粉にして、卵とオイルを混ぜてボール状にしたのがマッツアボール。セロリとチキンで作ったチキンスープにこのマッツァボールを浮かしてたべると本当に美味しい!!マッツァボールが、スープのうまみをたっぷりすって、フワフワで柔らかくおいしいボールになるのです。

毎年、パスオーバーと聞くと、マッツァボールチキンスープをおねだりしていた私。ついに自分でも挑戦してみました。
思いのほか超簡単に、自分でもつくれることが判明!パスオーバーとか関係なく、私の定番料理の一つになりそうです。