日本大使公邸でのパーティ

日本大使公邸でのパーティ。
まずは、おめかしした私を見た、ラボのみんなの反応が面白かったです。恥ずかしいくらいにベタ褒めされたので、ちょっといい気分になってしまいました。我ながら単純。ワンピースなんて,ラボに着ていくことなど、この5年で初めてだったので、みんな、本当に驚いたようです(笑)。

さて、日本大使公邸にて。
大使曰く、3つの目的でこのパーティを開催したそうです。
1:私たち研究者への労い。昨今の日本では、若者が冒険したがらず、日本に留まり外国へ行きたがらない。事実、外国での生活は、新しいことだらけで、大変なことがたくさんです。また競争の激しい研究の世界に身を置く私たちは、日々切磋琢磨です。そのことへの労い。感謝です。私なんてただ好きで、やりたいからやっているだけなのにー。
2:3.11の地震後、私たちの研究所では、東北地方の研究者、研究施設への援助をしてきました(そうです)。その功労に対する労い。
3:同じ外国の研究施設で働く日本人同士がもっと助け合い、情報交換できるよう、知り合う機会をもうける。

夕方6時30分に始まったパーティは9時まであっという間でした。英語まじり、日本語まじりでずーっと話しっぱなし。話しすぎて、食べ物にあまりあり付けなかったのが唯一の残念な出来事でした。私が寿司おけにたどり着いたときには、中にいくらが3つくらい転がってるのを見て終わってしまった(笑)。

大使曰く、この企画は初めての試みだったそうです。本当に有り難かった。100人強の私たちサイエンティストはみんなハッピーだったと思います。

日本大使公邸ですが、広い屋敷にパーティホール、茶室、日本庭園がありました。茶室なども解放してくださったので、自由に見ることができました。
パーティホールのシャンデリアは、天の川をデザインして作られており、その電灯の光が一枚ガラスの窓に映し出され、外の日本庭園(池)と紅葉と相成って、とてもきれいでした。また壁には無数の鶴が飛ぶ姿が描かれており、天の川を鶴が飛ぶ姿を想像して楽しむことができました。

滅多にない経験を得られ、大満足な一日でした。