The steven F. Udvar-Hazy Center

ダレス空港の近くにある航空宇宙博物館の新館に行ってきました。
ここはモールに展示しきれなかった飛行機が所狭しと展示されています。

個人的な一押しはグラマンG−22「グース」。
色は真黄色ですごく目立つ。水陸両用の輸送機なので、ボディーは船のようになっており、なんか丸くて可愛い。
日本でも中古機が使われていたらしい。乗ってみたい。

次はBlack Bird。へらべったい形で真っ黒で巨大な飛行機。超インパクトあり、解説書によると、冷戦時代の偵察機らしい。そのスピード、マッハ3.3を記録したとある。アメリカの西海岸から東海岸を1時間30分かそこいらで飛んだって書いてあった。すごすぎる。

第二次世界大戦中の飛行機展示も興味深かった。
日本の特攻機「桜花」とB29エノラゲイが近くに展示してあった。特攻機はほんとに小さくて、翼なんてほとんどなし、これじゃあほとんど滑空状態だろうなあ。。。対照的にエノラゲイは超でかくてねえ・・・しかも実際に乗っていたパイロットの写真が英雄として飾られていた。
原爆落としたのを英雄として称え続ける精神にはちょっと受け入れがたいものがあった。結果としてどういうことを引き起こしたのか?もう少しその辺の展示もするべきでしょ。
勝者はいつでも正しいことになっちゃうんだよね。
たとえその中に正しくないことが含まれていてもね。

そうそう、ライト兄弟の初飛行から100年の2003年に復元されたという、当時と同じ材質、設計、方法での飛行機の展示もあって面白かった。どうやって動かしたのかデモンストレーションもしていた。
でも一番感心したのは、1903年が初飛行、その15年後くらいには戦闘機が作られたという、その技術進歩の速さ。人類って只者でない。