Inauguration day!

行ってきました!結局メトロで行くのが一番良いだろうということで、メトロで行ったのですが、Farragut Northで、
いきなり”out of order"。乗客は全員下ろされ、そこから徒歩でモールを目指すことになりました。いつもは閑散としているこの辺りも、今日はヒト、ヒト、ヒト。みんな防寒着に身をつつんで、Inaugurationに向かう人々です。
モールまでまだだいぶあるというのに、道々にはオバマグッズを売る黒人の兄ちゃん、”We can do”を始めとした、看板を頭に掲げて歩くヒト、そして時々、誰かがオバマコールを始めると、それに応えて群集も盛り上がる。

やっとの思いでワシントンモニュメントにたどり着いたのは、だいたい10時前でした。
会場の約半数は黒人、半数は白人、こういう場には何故かアジア人系は少ないのです。
セレモニーはCapitolで行われるので少しでもそっちへ行こうと移動を始めたのですが、すでにものすごい人で、道を渡ることも許されず、
結局モニュメント周辺に腰を落ち着かせることにしました。
それにしてもすごいヒト。巨大スクリーンがたくさん設置してあって、ちなみに簡易トイレの設置料も半端じゃなかった(待ち時間のトイレを、実は心配していたのです。でもまったく心配なかった。)

そこから待つこと、1時間半、ようやくセレモニーがはじまりました。
さすがにアメリカ民主党支持者達と思ったのは、クリントン元大統領が紹介されると、”ヒュ〜!ワオ〜!"と大喝采。彼の人気の高さが良くわかる。
それに引き換えブッシュ大統領が紹介されると、’ブーブーブー’とブーイング。私のいた場所はキャピトルから程遠い場所だったので、みんな気兼ねなくやりたい放題のようでした。

そしてオバマ新大統領がスクリーンに映し出されると、アメリカの旗をフリフリ、オバマコールが始まりました。やっぱり彼はものすごい人気です。
セレモニーでは、YO−YO−MAがバイオリンとのアンサンブルを演奏。スピーカーをとおしてとは言え、彼の演奏をその場で聞くことができ、超ラッキーでした。彼が来ることさえ、知らなかったから、もうほんとに棚からぼたもちみたいな感じでした。

そしてオバマ新大統領の宣誓です。
オバマ大統領が、宣誓をした瞬間、人々は本当にうれしそうで、特に黒人の家族達は、ハグしあい、乾杯しあい、アメリカの歴史を感じるようでした。
スピーチは、彼らしく、わかりやすい言葉、口調で好感がもてました。

アメリカという国は本当に興味深い国です。嫌いな部分も本当に多くあり、特に住み始める前はいい加減な嫌な国って思う部分が多かったのですが(じゃあなんで留学するんだ?って感じだけど)、この国に住み始めて、良い部分が見れるようになってきました。

絶えず人々に希望と自由とを与えられる国アメリカ。ある意味本当だと思います。
一部のヒトだけのアメリカンドリームとなるのではなく、みんなのドリームになれると本当に良いな。
と、強く感じた一日でした。