送別会

今日はラボ主催の送別会でした。少し前からそのことを考えると、とてもまともに挨拶ができそうにない自分に気づいていたので、どうしたものかと迷っていました。10年もお世話になった研究室なので、きちんと挨拶するのは当然なのですが、どうにも感情が溢れてしまい、考えるだけで目頭熱くなってしまうのです。まだ3月いっぱい働こうと思っているので、そんな姿を見られるのはちょっと気恥ずかしいなとか、そんなことを考えていました。ラボの人には送別会いらないよーとか、参加するなら主催の方でとか、可愛くないことばっかり言ってしまい、申し訳なかったな。

それで実際なのですが、もう全然ダメでした。まずUおばあさんが挨拶した時点ですでにうるうるしてしまい、こんなところからうるうるしてたら本当にもたないよって、自分に言い聞かせるんだけど全然だめ。でも少し涙したせいか、少し楽ちんになったのも確か。人の涙って心の鎮静効果抜群だわ、これなら余裕で挨拶できるかもって思い直したりしてました。

本当はまったく涙なんてなく、さっぱりはっきりかっこ良く感謝の意を述べたかったんだけど、、、。明日がお休みで本当に良かった。
私がこの10年間で学んだこと、一つだけみんなに伝えたかったことは、
10年間、紆余曲折はあったにせよ、そのときの立場、自分のレベル、成長にしたがって、絶えず学ぶことがこの研究室にはあったってこと。それは与えられることもあるし、感じとることもあったけれども、一つのところにいて絶えずそう感じ続けられたというのは、この研究室が最高に良いところだってことじゃないかな。いろんな人、いろんな立場の人、研究内容もやり方も千差万別だけれでも、それぞれが精一杯努力して向上心を持ち続けたら、結果としてハッピーな方向に行くんだって思います。

みんなの思いもひしひしと伝わってきた送別会でした。こういう状態で背中を押してもらえることに、本当に言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいです。
この気持ちを忘れずに、しっかり留学生活を楽しまないとね。

本当にありがとう!