Newseumに行ってきました。

数年前にPen Av.に移転してきて以来、常々行きたいと思ってはいたのですが、入館料の高さ(20ドル!)と元来の怠け病から今日まで伸び伸びとなっていました。

世界で起こったニュースが映像、画像、現物をディスプレイしながら見せてくれるミュジアムは見ごたえたっぷりでした。
1.ベルリンの壁と東独にあった監視塔
2.9.11のWTCのてっぺんにあったアンテナの残骸と、テロを伝える各国の新聞。当日のニュース番組の再放送
3.ハリケーンカトリーナの際の新聞、写真類。
4.ピューリッツア賞受賞の写真たち。
5.20世紀に入ってからのニュースたち、余すことなく見ることができます。第二次世界大戦ヒトラー、原爆)、人種差別、オリンピック類。
6.最近のニュースでは、3月11日の東日本大震災の際に模造紙に手書きされた新聞、1月におこったエジプト騒乱に関する記事などの展示も始まっていました。

驚いたのは、報道の完全な自由が許されている国が如何に少ないか。EU各国、北欧、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアと、後一握りの数国のみが完全な自由。恐ろしい。フィンランドが最も自由な国、北朝鮮がその対極となっていました。

当然なのかもしれないけど、ニュースって、辛いこととか悲劇とかがほとんど。これが現実の世界か、と思ったら悲しさと腹立たしさがまじり、正直疲れました。何気ない平和な日常の光景だけを撮影した写真を展示する部屋を作れば良いのに、と思ってしまった。

みんなが平和に暮らせるような方向に、世界が前進して行くことを望みます。